家を出たときは曇り空だったのに、
山道に近づくにつれて、ぽつぽつと雨が窓を打ちはじめた。
しろとりフィールドに着くころには、本降り。
少し胸がざわついたけれど、子どもたちは雨の中でも笑っていて、
その姿に救われた気がした。

到着した瞬間、雨はさらに強くなり、
急遽ワンタッチタープをレンタル。
子どもたちと一緒にビショビショになりながらテントを立てて、
付属のタープがどうしても上手く張れず、時間だけが過ぎていった。
設営でバタバタしている間、
旦那さんが火を起こしてくれていた。
焼けていくお肉の匂いが雨で冷えた身体にしみて、
「あぁ、この時間が好きだな」って思った。

この日が初メスティンだったけれど、
ふっくら、驚くほどきれいに炊けた。
でも設営で手間取ってしまって、
お肉のタイミングに合わず、ほとんど食べられなかったのが
ちょっと切なかった。
テントの中は雨が少し染みてきて、
「銀マットなかったら寝られなかったね…」って思うほど冷えた夜。
温泉でしっかり温まって、
焚き火を囲んでマシュマロを焼いたり、小さなおやつをつまんだり。
22時以降は静かにするルールだけど、
実際にはぽつぽつと話し声が聞こえてきて、
その“人の気配”が逆に安心感になって眠れた。
翌朝は雨も止んで、
霧がキャンプ場をうっすら包み込む、やさしい景色。
ホットサンド、春雨スープ、ミルクティー、
そして缶入りのチョコパンも朝のごちそう。

撤収を早めにして、道の駅へ寄り道。
みたらし団子と瓶入り牛乳が、雨キャンプの疲れにしみた。
河原では石を水切りして遊んで、
あっという間に時間がすぎていった。

雨でびしょ濡れになって、タープはうまく張れなくて、
寝心地も決してよくなかったし、正直大変だった。
でも子どもたちが
「楽しかったね!」って言ってくれた瞬間、
その言葉だけで胸がじんわり温かくなった。
きっと、こういう“ちょっと不完全なキャンプ”こそ、
いちばん記憶に残るんだと思う。
場所: 岐阜県郡上市・しろとりフィールド
天気: 雨でも楽しめるが、設営は大変
レンタル: ワンタッチタープあり
必要だった物: 銀マット/レインウェア/タオル多め
夜: 22時以降は静かに(でも周囲の声は少し聞こえる)
温泉: 近くにあり、夜に入ると体が楽
朝: 霧が出やすく、冷えるので防寒必須
子ども: 河原の水切り遊びが楽しい
食事: 火起こし・焚き火がしやすい/メスティン炊飯成功

